誤り易い假名遣ひ

誤り易い假名遣ひ

強ひて
「書いて」の「い」は音便だが、これは「強ひる」の連用形
ぐらゐ
「らしい」などと似てゐるので、「ぐらい」と書きがちだが、「ゐる」の關聯語らしい。「位」の字音假名遣も「ゐ」。
たとひ
「たとい」と書きがちだが、音便ではない。
間違ひ
「間違ふ」の連用形であり、形容詞ではない。
あひだ(間)
「あいだ」と書きがちだが、音便ではない。
さいはひ(幸)
元は「さきはふ」で、「い」が音便。「さいわひ」とか「さひはひ」ではない。(わざはひ、あぢはふ、等も同樣)
はず(筈)
何でも「づ」にしたくなるが、これは「ず」。「恥づ」は「づ」。
いらつしやる
「居る」ではなく、「入る」。
思うて
明治期の文章などでは「思ふて」といふ假名遣も見られるが、「思ひて」のウ音便だから、「思うて」が正しい。
かをり(香)
「かほり」は誤り。「しをり」も同樣。「はおり」は「羽」+「織(おり)」。
よいこ
よゐこ」は誤り。